乳幼児健診で心雑音・心電図異常・不整脈などがあると言われて不安…
心臓から異常な音がすることを「心雑音」、脈拍が速い・遅い・乱れるなどの状態を「不整脈」と言います。
乳幼児健診や学校検診を受けてこうした異常を指摘される場合があり、保護者の方は不安になると思います。
治療が必要な病気が隠れている場合がありますので、一度兵庫県西宮市のいのうえ小児科へご相談ください。
心雑音ってなに?
心雑音とは健康な心臓からは発生しない音が聞こえることを言います。お子様の場合、特に問題がない(無害性心雑音)ことや、貧血・脱水などに伴って聴こえることもあります。
① 心臓の壁に穴が開いている
② 血管や弁が普通よりも狭い
③ 特殊な血管や心臓の構造がある
④ 構造は問題なくても、心臓から普段よりも多めの血流が送り出される(貧血や甲状腺の病気など)
などの場合に聴取する心雑音は注意が必要になります。
雑音が最も強く聴こえる部位や、体重増加・呼吸の状態・顔色である程度の診断がつきますが、より正確に心臓の異常がないか確認するために
心臓の超音波検査(心エコー)・レントゲン・心電図などの検査を行います。
不整脈ってなに?
正常な脈拍と比べて、速かったり、遅かったり、また不規則に打つ状態を不整脈と言います。
心雑音と同じく問題がない場合もありますが、治療を急ぐ不整脈であったり、心筋炎や心筋症が原因で不整脈が起こっていることがあるので、心電図(安静時心電図、運動負荷心電図、24時間ホルター心電図)や心臓の超音波検査(心エコー)、血液検査などの検査で診断します
当院での検査
- 心電図
- ホルター心電図
- 超音波検査
- 胸部レントゲン
- 経皮的酸素飽和度測定
治療について
特定の病気が原因で心雑音が起こっている場合には、原因となる病気に応じて適切な治療を行います。
より精密な検査が必要な場合や手術が必要と判断される場合には然るべき医療機関に紹介をさせていただきます。
循環器疾患
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先天性心疾患
生まれながらに心臓で起こっている病気のことです。
主な先天性心疾患として次のようなものがあります。主な病気
- 心房中隔欠損
- 心室中隔欠損
- 動脈管開存
- 房室中隔欠損
- ファロー四徴
- 肺動脈狭窄
- 単心室症
- 三尖弁閉鎖
- 肺動脈閉鎖
- エプスタイン病
など
上記の疾患についての診断や治療、外来フォローをこれまで行なってまいりました。ご希望があれば承りますのでご相談ください。
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後天性心疾患
生まれてからかかる心臓の病気で、川崎病や心筋症、胸痛などがこれに該当します。
主な病気
- 川崎病
- 心筋症
- 胸痛
など
当院は小児科専門医が常勤
安心してご相談ください
病院で検査を受ける場合、ほとんどで紹介状が必要になり、紹介状がないと「選定療養費」という費用が別途必要になります。
また受診当日に小児科専門医がいるとは限らず、せっかく来院しても再度別日に受診しなければいけないこともあります。
当院には小児科専門医が常勤しており、小児循環器での経験もございますので、専門的な診査・診断を受けることができます。お子様の心雑音・不整脈が心配な方は、安心してご相談ください。